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だから気密を重視しています。

2014年6月20日

Q4 気密性能の基準を表す数字を「C値」という。

YES 「C値」=相当隙間面積
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Q5 C値は「0.3」と「2」では「0.3」の方が優良である。

YES 「C値」は値が低いほど気密性が高いことを示す。

C値とは、家全体の空間に相当する容積を述べ床面積で割った数値のことで、数値が低いほど機密性が高いことを表します。窓の一ヶ所に強力な排気用の送風機を設置して、屋内の空気を排出し、他の窓を全て閉じます。家に隙間が無い場合、家の空気は出て行く一方なので、屋内の気圧はどんどん下がっていきます。しかし、現実には家には隙間があり、そこから空気が入ってくるため、気密性能が低い家の場合、気圧は思うほど下がりません。気圧の下がり具合と隙間の面積の大きさの相関関係を利用して、送風機による空気の排出量と室内の気圧の低下により、隙間の大きさを算出するのです。国際的には1cm/m2以下、わが国では、5cm/m2以下がひとつの基準となっていますが、外断熱の性能を発揮するには、1cm/m2以下の必要があると考えており、当社では、常に0.3cm/m2程度の数字を維持しています。

なぜ気密にこんなにもこだわるのか。
皆さんがジュースをストローで飲むとき、ストローに小さな穴が空いていたら、飲めませんよね。
それと同じように、室内の換気、吸気と排気の位置を決めても、室内の空気を正しく移動させる事は出来ません。つまり、気密性能を高くすると言う事は、室内の空気経路を正しくし、室内空気の淀みを無くし
満遍なく室内空気を入れ替える為に、機密性能を高めると言う事が必要不可欠の工事となります。
ですから、外断熱住宅や、外張り断熱等の言葉に騙される事なく、性能を重視した工法、メーカー選びが
大切なのです。
換気を真剣に考えていない高気密住宅は、問題ありと言う事になります。