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流山市 M様邸

コンセプト

土地は自分の持ち物。
広い畑に自分なりの思いを込めて夢の住まい造りのスタートです。
恵まれた環境の中で、エコを真剣に考えて造る住まいを、じっくりとご覧いただけます。

データ

構造 HBS工法  外断熱住宅
こだわり
ポイント
家族全員で楽しめる広ーいリビング
ゆったりとした車庫
施主様のご要望陽当たり、風通しの良い造り太田建設の対応リビング天井は吹き抜けで計画
施主様のこだわり自然素材太田建設の対応無垢の床・珪藻土

家ができるまで

    着工

    さあ、舞台を屋内から現場に移して、いよいよ工事開始です。
    家の立地条件についてよく話題にしていますが、最近続いていた高台の土地から一転、広く見晴らしの良い道路と同じ高さの土地での工事となります。
    高台の土地の見晴らしは最高ですが、これ程の広い空間を見渡せる景色も最高ですね。四方八方からご覧頂けると思います。
    お楽しみに。

    着工前
    周辺は民家と畑でとても長閑な土地柄。

    地縄

    地鎮祭
    ご主人による鍬入れ。もちろん初めての経験です。

    地鎮祭

    地盤調査
    義務化されている地盤調査。
    結果によっては地盤補強が必要になります。

    擁壁工事

    元々の土地が向かって左から右の方に傾斜の付いた土地でしたので、土盛りが必要で、その土を留めるための擁壁です。
    これから、擁壁の立ち上がり部分を打ち込む型枠を組んでいきます。

    境界擁壁工事
    まず擁壁部分のベースの根切りです。

    境界擁壁工事
    型枠が設置できるよう深さを確保。

    境界擁壁工事(割栗・ベース配筋)
    型枠設置後、割栗を敷き、配筋を設置。

    境界擁壁工事(割栗・ベース配筋)

    境界擁壁工事(ベースコンクリート)
    コンクリートを長し込みます。

    境界擁壁工事(ベースコンクリート)

    盛土、地均し

    土地の形状によって土盛りをする場合があります
    その際の注意点は、当たり前ですが、良く踏み固めること、それでも建物の重量をその地盤に乗せることがないように地盤改良をするか、元の地盤までを深基礎などで補強することなどが必要です。
    この場合、ポーチや、建物と一体となる土間については、やはり地盤改良の条件を満たすことが重要です。

    境界擁壁工事(立ち上がりコンクリート)
    型枠にコンクリートを流します。

    境界擁壁工事(立ち上がりコンクリート) 
    コンクリートが固まったら型枠を外します。

    土入れ
    土を入れて土地の傾斜を平らに均していきます。

    盛土、地均し

    盛土、地均し

    盛土、地均し

    地盤改良

    地盤改良

    地盤改良
    JIOの方の確認を受けます。

    割栗と砕石の違い

    砕石、割栗は、基礎工事で使われる石の名前を指します。その違いは、まず石の大きさにありますが、最近では殆どのハウスメーカーが粒の小さな砕石だけで、基礎の下地を造っていますが、当社は未だに、こだわりで大きな割グリ石を敷きこんで隙間を埋めるだけに砕石を使います。どちらが丈夫になるかは、誰でも解るように、土の上に、大きな石と、小さな砕石を置いて、上から踏んでください。どちらが沈まないかは、直ぐに解るはずです。昔から良いとされてきた技術を、何故省略してしまうのでしょうね。

    基礎工事(遣り方)
    建物の水平、位置を確認していきます。

    基礎工事(遣り方) 
    高さ、水平、位置の決定です。

    基礎工事(根ぎり)

    基礎工事(割栗+目潰し砕石)
    白く見えるのが、地盤改良杭(柱状杭)

    基礎工事(目潰し砕石)

    立ち上がりコンクリート

    M様邸は、周りが畑で360度見晴らしがよく、工事写真を撮るのにも、絶好の環境です。
    日光を遮るものがないので、立ち上がり基礎のコンクリートのなめらかなそれぞれの面や角・線がよりはっきりと見えます。

    上棟式にお客さまからよく聞く声ですが、基礎の時には何故もう少し間取りを大きくしておかなかったのか、と。それが、上棟式の時には、随分大きな家になってしまったー!と、反対のことを言われます。
    基礎の時には、本当に小さく見えるものですが、立体的に建ってくると、大きく感じるものです。基礎の状態で8畳を見て、ここで寝ることができるのかと思うようですが、実際に完成してみると立派な8畳間でした。

    基礎工事(立ち上がりコンクリート)

    基礎工事(立ち上がりコンクリート)

    基礎工事(立ち上がりコンクリート)

    基礎工事(立ち上がりコンクリート)
    コンクリートの立ち上がり部分から
    家の構造が見えてきます。

    基礎工事(土間コンクリート)
    ユニットバスをのせるための土間コンクリート。

    基礎工事完了
    上棟式を待つばかりになっています。

    筋交い構造

    最近では、合板を壁に貼り付けて強度を出す工法も多く取り入れられていますが、当社では、基本的に筋交い工法を用いています。
    ですが、最近の筋交い工法も様変わりして、金物に頼る工法が義務付けられていますが、本当にこれでいいのだろうかと考える時もあります。
    歴史の中で培われて匠の技術を忘れ、金物を付ければ丈夫になるという考え方は違うと思っています。それなりの技術を駆使して、そこに追加して金物で強度のお手伝いと言うのが、本来木造住宅の基本と考えますが、如何かな。

    上棟
    遠くから見ると一見積み木をしているよう。

    上棟
    1階部分終了。2階部分へ。

    上棟
    クレーンで木材を2階に運び、組み立てます。

    上棟式

    上棟式
    四方のお清めの御神酒

    屋根下地工事
    まずは板で下地作り。

    構造
    この上に2階の床が乗るため、
    細かい構造を加えていきます。

    構造
    2階部の床も張っていきます。

    構造
    筋交い金物

    構造
    玄関ポーチの柱。

    屋根下地工事
    気密シートをかぶせていきます。

    通気層の働き

    下地の屋根を造り、その上に気密シートを貼り、断熱材を貼ってその上が通気層を設けます。高さは55mmをとりますが、夏の場合、土台水切りの上から入った空気が壁の中を通り、屋根の通気層を抜けて、棟の換気口から出ていきますが、その時に厚くなった外壁や、屋根の熱も一緒に外に運び出すことから室内への外気の影響を少なくしています。
    こういった構造はこの写真を見た方以外はわらないうえ、完成後は絶対確認できない部分です。

    屋根断熱工事
    屋根の断熱材を敷きこみ、通気層の下地。

    屋根断熱工事
    上から野地板を貼り、その下が通気層。

    ベランダ断熱工事
    ベランダの床部分にも断熱材を入れます。

    JIOによる検査

    民間の検査機関「日本住宅保証検査機構(JIO)」による検査。構造がJIOの設定する基準値をクリアしているかなどの確認をします。
    検査は基礎完成時、構造完成時、完成時と3回に及びますが、来年10月から引渡しをする建物の保証条件が変ってきます。
    JIOのような民間の第三者機関が検査をして保証する以外に、その保証に対する保険を採用することが義務ずけられています。
    これまでの、市町村又は県の許可申請が民間に変わり、保証も民間の保険でまかない、許可、検査、保証と全てにおいて民間主導と変ってきました。
    では、これまで許可、検査を担当していたお役所の部署は現在何をしているのでしょうね。それでも、毎月のお給料、不景気でも必ずもらえるボーナス、これら全てが税金?すいません。余計な事を言ってしまいました。

    JIOによる検査

    JIOによる検査

    木工事

    構造にこだわりを持って施工する当社ですから、基礎部分だけでなく、構造そのものとなる木工事の過程はしっかりご覧いただきたいところです。
    完成後は見えなくなることもありますし、家の寿命にも大きく関わるところです。
    また、同時期に、当社のお客さまのほぼ全員が強く希望されている「外断熱」の一番面積の広い部分、つまり壁断熱の施工過程でもあります。
    この断熱工事が終了して、まだ内部の柱がむき出しの状態でも、断熱の性能を発揮しています。工事をしている職人さんに聞いてみてください。
    どんな寒気がきても、内部の仕事をしていれば全然寒さを感じることなく、快適に仕事ができると言うはずです。 この優れた外断熱の性能をいちばん良く知っているのは現場で働く職人さんたちだからです。ですから、当社の職人さん達は競って性能を上げようとしています。

    木工事
    外は壁断熱工事、中では木工事が同時進行。

    木工事
    しっかりと組まれた軸組み。

    木工事

    木工事

    木工事
    天井の梁の表し部分もここでお目見え。 

    壁断熱工事
    ベランダにも断熱材を施します。

    壁断熱工事
    隙間無く、全面に敷き詰められました。

    壁断熱工事

    階段の施工

    M様邸の階段は、構造材が全て見える段階で取り付けました。
    工事の利便性を考えての施工ですが、ここでは、工事中に傷をつけたり、汚してしまうことのないように、しっかりと養生することが大切です。

    内部工事

    内部工事

    内部工事
    白い床材を手作業で丁寧意に貼っていきます。

    内部工事

    内部工事
    ユニットバスは一足先に完成!

    内部工事
    階段部分

    内部工事
    木材の林のようですが、数の多さは大切なことです。

    内部工事

    内部工事
    壁のオレンジ色のものは、気密シート。

    内部工事
    一足先に階段を施工して、しっかりと養生します。

    内部工事

    内部工事

    内部工事にも段階があります。写真を見てもわかるように、内部工事の初期の段階では、まず木組みをしていくため、木材の長さもばらばらで、ただ木材がうっそうとしている雑多な印象を受けますが、工程を踏むに従い、ただの木組みにも関わらず、美しい姿へと変身していきます。
    完成形が美しいことは大前提ですが、丁寧に仕上げた家というのは、その過程の要所要所でも美しい瞬間があるものです。

    内部工事
    対面式キッチン

    内部工事

    内部工事
    横胴縁。高さ30cm間隔で組み込みます。

    構造見学会

    3週連続で行った構造見学会のトリを飾ったのは、M様邸。お客さまにご迷惑をおかけしながら、ご理解をいただき開催できる構造見学会です。
    いらしたのお客さまが皆一様に驚かれたのは、その室温の暖かさです。2月第1週ですから、切れるような寒さの日でしたが、ストーブ一台を焚いているだけで、家全体がぽかぽか暖まっていたことです。
    室温は昼頃には、18度、3時頃には20度までになりました。
    外気温は、7度くらいでしたが。

    構造見学会

    構造見学会
    外断熱工法の模型

    構造見学会
    リビングに設けた廻り階段

    構造見学会
    天井を少しでも高く確保する為の構造材の化粧梁です。

    構造見学会
    24時間換気の心臓部、本体です。

    構造見学会
    これは、収納からの排気孔の状態。

    構造見学会
    建具枠など、大事な部材には養生がしてあります。

    外壁の種類

    外壁には外壁材自体が防水材になっているものと、表面を防水加工して漏水を防いでいる外壁材があります。
    外壁材の種類によっては、上にあるような防水シートを使用して万が一の漏水への備えとする場合があります。これは工法によって必要になる場合と、必要としない場合がありますが、壁の仕上げ材と、外壁の面する場所によります。
    詳しくはここで説明ができませんが、外壁材も適材適所といった仕様の仕方があります。

    外壁工事
    防水紙を外壁一面に貼っていきます。

    外壁工事
    「防水シート」は外壁の下に貼り、
    万が一の漏水に備えています。

    外壁工事

    梁の表

    普段、特段気に留めないような構造でも、新しい家でゆっくりくつろげる効果を狙っている場合があります。
    つまり、無意識のうちに家で寛げるような構造を設計に取り入れています。
    当社の建築ではよく見られるこの天井の表。この凹凸があることで、天井を高く見せる効果、木材そのものが持つ癒しの効果、
    凹凸があることで自然の光、電気の光による室内の変化を期待できます。

    外壁工事
    断熱材の上からサイディングを設置していきます。

    外壁工事

    内装工事

    内装工事

    内装工事
    天井は表に。天井を高く見せる効果と
    光のコントラストを生みだし、
    変化のある空間を造りだします。

    こだわり

    どの施主さまもこだわりや思い入れをもって家造りをなさっていますが、施主さまのどのようなこだわり、どんなご希望にも全て応えられるようにしていくことが、我々注文住宅の造り手の、本当のこだわりと思っています。
    ですから、お客さまと一緒になって家造りを考え、アドバイスも含めて全て、お客さまとの共同作業として家造りを進めています。

    内装工事
    和室の床の間。

    内装工事
    床の間の天井。
    アジロという板を編んで作っています。

    内装工事
    天井と壁の下地。白いのは、クロスを貼る前にボードなどの繋ぎ目を補修するパテ処理。

    内装工事

    内装工事
    造りつけの棚。施主さまによって、形も場所も様々。

    外壁工事
    外壁は2トーンで、違った色と素材を使用。
    上部はジョリパットという左官による塗り壁になります。

    塗り壁の良さ

    最近ではサイディングの多彩なデザインパネルにおされ気味の塗り壁ですが、昔からの日本風土にあった外壁材として親しまれてきました。
    家のデザインや、周りの環境によって使い分けていますが、それぞれに優れた特質を持っている外壁材を選びながらその過程を楽しむのも、住まい造りの醍醐味のひとつかと思います。

    内装工事
    壁にクロスを貼り仕上げ工事。

    内装工事
    木のぬくもりを感じさせる天井化粧梁。

    内装工事

    キッチン設置工事
    完成まではベールを被ったまま。

    外壁工事
    ジョリパッドの壁。色々なパターンを。

    外壁工事

    外壁工事

    完成

    M様邸はとにかく広く、四方が畑なので見晴らしも良いし、新しい家に住んだらさぞ気持ちよいだろうなと羨ましいくらいです。
    この家は、デザイン的にも魅力的ですが、それだけでなく、主婦に優しい造りになっています。間取り、収納、水廻り、どこをとってもこれなら奥様が楽しく家事ができそうな感じがしてきます。
    今、「子育て住宅」というのがひそかなブームになっていますが、そのような配慮をした住まいになっています。今後の住まい造りに参考になること請け合いです。

    外観
    畑の中に大きな洋館が突然現れたような印象。

    外観
    玄関はR型の柱で、落ち着いた玄関です!

    内装完成
    キッチンは家族団欒の対面式。

    内装完成
    ップボードもたっぷりと、しっかり収納です。

    内装完成

    内装完成
    デザインとしても、耐震構造としても効果が。
    こちらも向こうへ抜けているので閉塞感ゼロ!

    内装完成

    内装完成
    押入れの棚は天然無垢材を目透かしで。
    空気の流れも計算しています。

    内装完成
    1階納戸の収納棚。食品庫にも使用予定。

    内装完成
    収納棚を多く付けています。

    外構

    さあ、残るは外構のみです。基礎を造ってから、ブロックを積み上げていきます。
    外構は、塀を作る場合、家と合体させてしまっている場合、木で覆う場合、様々なスタイルがあります。
    この敷地を囲う風習は、日本だけと聞いたことがありますが、本当でしょうか。ということは、日本人は独占欲が強いということですか?でも、やはり建物が出来て、外構が出来、植樹など、庭の雰囲気によっても建物の味が増し、風格が出てくるように感じるのは私だけでしょうか。

    外構工事
    まずブロックの下地を造ります。
    土台ですからしっかり施工します。

    外構工事

    外構工事
    コーラル系のブロックを積み上げました。

    外構2

    囲いにしか見えなかった外構が、ブロックとフェンス、車庫にポストが設置され、コンクリートが流され、完成の姿を見えるところまできました。
    これからまだ、細部の工事、植樹等々やることは沢山ありますが。

    車庫の配置、門扉の出入り口の位置など、家相と関係する部分が多いので、専門家のアドバイスも必要な場合もあります。

    外構工事

    外構工事。
    お住まいの顔となる玄関。
    門柱が取り付けられ、扉も。

    外構工事
    フェンス、車庫、着々と完成に近づいています。

    完成!

    外構も完成し、全てが完成しました。
    外構はフェンスなので圧迫感もなく、広い家と敷地がよりいっそう広く感じます。
    これからどんな木々を、花々を植えて家の演出をなさるのか、楽しみです。引越しをされた家の中から楽しい笑い声が聞こえてくる事でしょうね。
    これまで、地鎮祭から、完成までの施工事例をご紹介してきましたが、完成してからでは絶対に見ることの出来ない構造の部分や、床下、換気の内部の状況、換気の考え方などを、もう一度振り返って、この施工事例を見て頂いている方の、住まい造りにお役立ていただければ幸いです。

    完成
    外構まで完成しました。

    完成

    完成

    完成

施主様の声

迷いも色々ある中で、太田建設さんは押しつけるのではなく、建てる側の立場・予算を考慮して頂きながらご提案を下さった事で、凄く頼りになりました。

営業所感

コダワリを如何に実現するかを考えながらも、住まいの安全・利便性といった基本的な性能が欠如しない様、また、全体ご予算のコントロールを意識してのサポートをさせて頂きました。