subtitle_photo2.jpg (3150 バイト)subtitle_bg.jpg (419























    バイト)

 立地を最大限に生かした店舗づくり。
 地元の憩いの場、焼鳥屋さんが新しくなります。
 屋上のビヤーガーデンも検討中。

柏 市 M 様 邸

構造

 ALC鉄骨3階建て

こだわの
ポイント

 鉄骨3階建て
 みなに親しまれる店舗づくり


地元の人々に愛される焼鳥屋さんがリニューアル!
自宅のようなくつろぎの場として地元の人に愛された焼き鳥屋さんが、新しく生まれ変わります。

解体
木造2階建ての家を解体

解体
次は鉄骨3階建てに変身します。 

解体後の更地
地下に埋もれていたコンクリートなども取除きました。

 

立地も財産
3面道路に囲まれた立地。店舗に最適なこの条件を最大限に生かした店舗造りに力を注いでいます。
  

地盤調査(載荷試験)
土を載せたトラックが重しとなって強度を調査

地盤調査(載荷試験)
重さを跳ね返す「反力」と耐える「耐力」を見ます。

地盤調査(載荷試験)
地盤がどれだけ沈むかによって値が算出されます。


地盤調査(載荷試験)


鉄骨建築の地盤調査
在来木造住宅での地盤調査では、スェーデン方式サウンディング試験という調査方法が一般的ですが、鉄骨という重量の重い構造体の場合、上記のような載荷試験方式で調査を行います。
結果は、7.9t  という地耐力で、立派な地盤と診断されました。

地鎮祭
お供えにはお神酒、海の幸、山の幸(果物、野菜)を献上して工事の安全、家内安全を祈願。

地鎮祭 
参列者、お供え物へのお清め

地鎮祭

 地鎮祭
工事始めの儀式、鍬入れ

 地鎮祭
玉串に願いを込めて2礼、2拍手、1礼
 

 

地鎮祭とは「とこしずめ」の祭りともいわれ、その土地の神様に土地を利用して建物を建てる事の許しを得るという意味を持ちます。
本来土地はそれを司る神様のものであるという考えのもと、建主様が神様からお借りした土地に建物を建てる許可を頂く神儀です。
竹を4本立て、縄を張り巡らせた場所を、仮のお社として神様に降りてきて頂き、お清めをし、お願いをするのです。

根伐り(ねぎり)
基礎に適した形に地盤を掘り下げます。

根伐り(ねぎり)
古くは木々の根を伐採して建築したことが名の由来。

 

基礎工事
捨てコンクリート。これからの配筋のために
地盤を平らにして鉄筋を組んでいきます

 基礎工事
丁寧に均します。

基礎工事
これぞ職人技!鏡のような仕上がりです。

 

見えないところでの職人技
3階建ての鉄筋の家を建てるには、コンクリートで基礎をしっかり固める必要があります。大きな建物でも最後の仕上げは人の手で行われます。
このコンクリート。実はアルカリ性。アルカリ性コンクリートに包まれた鉄筋はさびない。だから強度を保つことが出来るのです。

墨出し
鉄筋の位置やアンカーボルトを正確に配置する準備。よく見るとコンクリート上に墨の線が。

配筋工事



 

 配筋工事

配筋工事
 

 配筋工事

配筋工事
 

 配筋工事
中から見ると。。。

 基礎耐圧コンクリート
配筋の上にさらにコンクリートを流します。


基礎型枠工事
 

基礎型枠工事
 

基礎型枠工事
 

 基礎型枠工事

基礎型枠工事
 

基礎型枠工事
柱が建つ部分のボールト。建物の主要部分です。

地中梁工事
今見えている部分は地中に入り見えなくなります。
見えないからこそ、手直しが効かないからこそ、です。
 

地中梁工事
真夏の炎天下。
水を流して乾燥によるひび割れを防ぎます。 

  

家造りの鉄則”基礎はしっかり”
鉄骨の建物も、木造の家と施工方法は異なるものの、配筋とコンクリートを重ねてしっかり土台を築きます。やはり鉄骨造りとなると木造の建物と違って、構造材の重量が違います。構造の重量が多くなればなるほど、基礎の構造も、比例してしっかりと造らなければいけません。基礎工事も、様々な施工方法があるという事を、知って頂きたいと思います。

地中梁工事
無造作に出ている鉄筋が立ち上がり基礎との
縁結びの役割をしています。

地中梁工事
このボルトで柱を支えます。 

 地中梁工事
後で見えなくなってしまう地中梁の全景

 埋め戻し
工程を重ねた地中梁は、土の中で
しっかり建物を支えています。

給排水工事 
ライフラインのひとつ「水」の工事。

 給排水工事 
完成後のやり直しは困難。最大限の注意を払います。

 給排水工事 


 給排水工事
 

 


建物が仕上がってからでは、殆ど目にすることの出来ない土の中で施された基礎工事(地中梁)。上の写真のように工程を重ね、隠れた部分で大事な建物を支えています。
日常の生活に当たり前のようにある「水」。最近は断水なんてことはほとんどなくなりましたが、水がないことを想像してみると、ごはんも炊けない、お風呂もトイレにも行けず、、、まさに、水はライフラインです。
構造を建てる前に給排水、ガスの地中配管等は、先行して施されます。


鉄骨組立工事
足場用

鉄骨組立工事 

 鉄骨組立工事

 鉄骨組立工事 
接合部は人間の手でしっかりボルトをしめます。

鉄骨組立工事 
銀色の鉄板は、これから組み立てる床用デッキ。
 

 鉄骨組立工事 


鉄骨組立工事  
鉄骨は、建物に合わせて一本一本加工して
現場に搬入されます。

上棟式



  


鉄骨の組立
鉄骨の組立で、鉄骨を運ぶのはクレーンですが、接合部のボルト締めなど、重要な部分は人間の手で、人間の目でみながら確実に作業を行っていきます。
こんな大掛かりな鉄骨も、建物ごとに仕様が異なりますから、設計が決定した後に、注文した、いわば「特注」部品なのです。
これが、一日で組み上がってしまうところも、一般の人からするとビックリ!でしょう。



 土間メッシュ

土間メッシュ

 土間コンクリ

土間コンクリ 

 

土間メッシュ、土間コンクリート
土間メッシュとは、土間コンクリートを打つときにひび割れ防止のために入れるもので、太い針金を碁盤に組んだものです。これを土間面全体に敷きこんでコンクリートを打ち込む事によって、コンクリートのひび割れを防ぎます。土間コンクリートは床の仕上げ前の下地材といったところ。ただ場所または、用途によってはそのまま仕上げる場合もあります。

さあ、ここからは外壁の工事の準備に入ります。

ヘーベル搬入
壁工事に入ります。

 ヘーベル搬入
 


  

ヘーベルとは?
旭化成のヘーベルハウスで「ヘーベル」の名はみなさん耳にしたことはあるでしょう。
今回壁材として用いる「ヘーベル」は同社製品で、珪石や石灰、セメントなどを主原料にした無機質の建材です。無機質なので耐火性に優れ、有毒ガスが発生しない、内部に含まれる気泡の働きでコンクリートの10倍の断熱性能を発揮、重量がコンクリートの1/4なので、工期を短縮化、経費削減を実現と、なかなか優秀な素材なのです。


サッシ工事


サッシ工事


サッシ工事
ヘーベルの壁が全て立ち上がり、窓も入りました。

 サッシ工事


2階屋上
広々とした屋上。ここは施主さんのポイントです。

2階屋上
いつかここがビアガーデン

 
ヘーベル使用時のサッシ
ヘーベルを使用のサッシは、木造住宅に使用するサッシとは違い、ALC用サッシで
部材も強固な物になります。木造住宅のサッシは、ビスで止めていきますが、ALCサッシは、鉄骨に溶接して取り付けていきます。

軽天工事
天井、壁と縦横に設置された軽量鉄骨
 

軽天工事
内装下地のための作業
 

 

軽天とは?
軽天とは、軽量鉄骨という加工しやすい部材を使って、鉄筋コンクリートの建築物の天井や壁の内装下地を施工することを言います。
一般の木造建築とは違った技術が必要とされることから、技術と経験を持った大工が行います。

内装下地
内装の完成に向けていよいよ下地を貼っていきます。

内装下地
1Fは飲食店としての仕様

内装下地


2F屋上


 

内装下地
鉄骨造りの建物の内装下地と木造建築のそれとは、大きく変わるところはありません。違う点といえば、木造建築では木下地に壁の下地となるプラスターボードを貼っていくことに対して、鉄骨造りの建築では、前の過程で紹介した軽天下地にプラスターボードを貼り、クロスなど内装仕上げ材を施していきます。ただ、鉄骨造りの場合は鉄骨の柱が太くなるため、部屋の角や、外壁に面するところに柱型という物が出来てしまうということがあります。

足場解体
上部から解体し、クレーンで下ろします。

足場解体
 

 足場解体 
足場が取り除かれれば外観のお披露目です。


足場
足場は、工事現場などでよく見られますが、建物の外側の作業をするために家の周りをぐるっと囲った仮設の作業床です。下から鉄パイプを組立て、作業が終わると上部から解体していきます。
シートをはがし、足場を解体する瞬間は、工事をしている我々でもドキドキしますね。初めて外観を見る瞬間ですから、外壁材、色決めの結果を確認する大事な瞬間なのです。
さて、出来はどうかな?
あぁー良かった!・・・・ホッと一息です。


外観完成
1階には店舗入口の銅の屋根が輝いています。 

1階店舗の内装工事
居酒屋さんらしい和風の木材を使用
 

 

店舗建築のノウハウ
「建築」という意味では店舗も家も、我々の情熱は変わることはありませんが、店舗を併設した建物を建築をする際に特別に気をつけていることがあります。
店舗で営業する業種によっても異なりますが、どのようなものを客様に提供したいのか、というオーナー様の「思い」を店舗の中で表現することが、一番の仕事だと考えています。
仕事帰りのお客様がホッと安らぐお店を、または大切な人をおもてなしするお店を、大好きな人と楽しいひと時を過ごせるようなお店を、などの色々な考えを元に内装のイメージ造りをしていきます。我々が思い描いた提案がオーナー様のイメージとぴったりと一致し、その結果が完成後にお客様の声となって聞こえてきた時が、店造りで一番嬉しく、やりがいを感じる瞬間かもしれません。


 外観
黄緑色がアクセントに

外観
角度を変えて

 

外観
居酒屋さんは営業を開始しました。
このお店は二股の道路に挟まれた、言わば三角洲のような場所に建っています。
しかも、一方の道路は駅と幹線を繋ぎ、バスなども通る大通り。駅から繋がる道の坂を上るとこの建物、さらには黄緑の鉄筋とお店の看板が目に飛び込んできます。
屋上の鉄筋を普通では考えにくい黄緑色にしたのには、我々の意図がありました。
この周辺にはオレンジ系の建物が多かったため、目立たせるためには、逆の色を選択した方が良い、と。
しかも、施主さまが別に注文なさったお店の看板も同じ系統の黄緑!
この偶然には我ながら驚きましたが、これぞ施主さまとの「あ・うん」の呼吸というものでしょうか。結果、お店のアイキャッチ効果は相乗効果をなしています。
これからは、地元の人達に愛され、みんなの憩いの場所になっていくことでしょう。