2008年3月

« 2008年2月 | BLOG:TOP | 2008年4月 »

2008年3月29日

実際のお客様の質問その2

0050_220.jpg 0051.jpg
今回の質問は、外断熱で最も重要な部分、断熱材の性能に
ついての質問でした。

> ?断熱材の件
>  少なくとも次世代省エネ基準は満たすように断熱材の
>  選定、サッシの選定は行いたいと思います。
>  施工費用は断熱材の厚さにはあまり関係なく、材料代
>  だけだと思いますので、あまりコスト増でなければ
>  厚めのを貼ってしまうのも良いかもしれないと
>  思っています。
>  後々の光熱費で取り返せる範囲であり、外壁を貼る
>  強度面で問題なければですが・・
>  屋根の断熱については実感に基づくアドバイスありが
>  とうございます。外壁の断熱とのバランスも含め
>  材料選定したいと思います。

  お答えです

  壁ネオマ35mm、屋根ポリスチレン55mm、(ネオマ40mm)で
  あるハウスメーカーでは、次世代省エネの基準をクリアー
  しています。
  その断熱材をもう少しと言う事であれば、屋根は良いとしても
  壁の断熱材を、40mmにしたらどうでしょうか。
  あまり厚みを付けても施工上の問題が出る可能性がありますので
  現在の断熱材でも、建築した家で足りないと感じることは
  今の所、ありませんので。

  私の考え
  断熱材を厚くすればする程、性能が高くなるという事は当然ですが、
  では何処まで、と言うと、やはり地域による基準があると思います。
  私が施工を中心としている地域は千葉件北部中心と言う事で、4地域に
  なります。その4地域では、高断熱の基準が、ポリスチレンフォーム3種を
  使用した場合、25mmの厚みでクリアーできるとなっていますが、
  また、そこでどこまでクリアー?という疑問が出てきてしまう。
  何処まで行っても、自問自答で終わってしまうと思いますので、
  実際に、現場の大工さんの話ですが、工事中に毎日現場に
  働く、大工さんの話では、「屋根断熱の場合、ネオマ40mm
  より、ポリスチレン3種の55mmの方が夏涼しいよ」と言う言葉でした。
  データーを優先するか、現場の声を優先するか、お施主様の
  判断になりますが。
  その大工さんは、冬でも内部工事の時、シャツ1枚で仕事をしています。

2008年3月22日

実際のお客様の質問その1

> ?柱の材質の件
>  最近の建物ではホワイトウッドの集成材を多用している
>  ようですし、大きな心配をしているわけではありません。
>  たとえば、杉の集成材等の値段もほとんど変わらないと
>  思いますが、ホワイトウッドが本当に柱の材料として
>  いいものなのか、知識がないためよく判らないのです。
>  大手ハウスメーカーなどでは均質な材料を大量仕入れ
>  する必要があって、ホワイトウッドを多用するので
>  しょうが、こちらは1軒だけですので、かえって制約
>  なく選択できると思っています。コストも含め総合的
>  にパフォーマンスの良い物を選択したいと思います。
>  (結果としてホワイトウッドが一番かもしれません)
>  外断熱だと湿気の問題が少ないことよく理解できます。
>  それは選択の幅が広いという事にもなると思います。

 ■お答えです。
  集成材については、色々な製品があるようです。
  杉の集成材もありますが、少し強度に問題があるような
  話を聞きました。
  我々も、以前は、無垢の杉の柱を使っていましたが
  その時点でも、柔らかい木肌と感じていました。
  ただし、木の芯と言うのが無垢の柱にはありますので
  縦方向の力には強いと思いますが、集成になると
  芯が無くなった分、強度に対しては不安があります。
  ホワイトウッドはエゾ松です。唐松の集成もあると聞いていますが
  木に癖があり、加工に手間が掛かる分、金額が少し高いそうです。
  どちらにしても、F 様も知っている様に湿気の少ない
  工法を取っていますので、選択肢は確かに幅広く
  用意されているということですね。


  ●私の考え
  今の様に情報が散乱している社会で、色々な考え、疑問を持つということは
  とっても大事な事と思っています。その中から自分の答えを見つけるということに
  なると思いますが、柱の種類をもってしても、余りにも種類の多い事で迷われて
  しまうのは当然と考えます。ただ、材料、材質にも適材適所と言うのがあって
  湿気の多い場所には、湿気に強い材質を、湿気の少ない環境の部分に使用する
  材質まで、ダメと判断するのはいかがなものかと考えています。
  何故なら、それには必ずコストの面が影響します。必要以上にコストを掛けると
  言うのは、日本人に一番必要な意識、「もったいない。」では。
  外断熱工法の様に、湿気を極力少なく抑えている工法の、材質の選択肢は
  かなりの面で自由だと考えています。予算も大事な要素ですからね。